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※このメールはHTML形式でお届けします。オンラインでご覧いただくことを推奨します。 ※毎週金曜日配信 2002年12月6日 第27号 |
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『自主調整に高まる不安・中国地方 コメ大綱策定』(12月4日(水)) 国による生産調整の配分廃止―。農水省の「コメ政策大綱」は、予想されていた内容とはいえ、 中国地方の生産者や消費者に波紋を広げた。生産者は「受給調整ができなくなる」と不安を訴え、 農業者団体は「減反農政が行き詰まった国の責任転嫁だ」と反発。消費者団体は農業の地盤沈下を懸念している。 「中山間地の農業は崩壊し、離農者が増えるだけだろう」。大田市の専業農家田原洋司さん(41)は危機感を募らせた。 水田10ヘクタールのうち約3.5ヘクタールを大豆などに転作している。「農家と農協だけの生産調整は、どだい無理。 さらに減反しなければ価格は下がる。消費者を含め、主食の米について考えてほしい」 広島県千代田町で水田6ヘクタールを耕作する橋本寅夫さん(52)は「うまい米を作ってきたと自負しているが、 国の関与がなくなれば農家の不満が噴出する」。東広島市の集落型農業生産法人重兼農園の本山博文代表理事(63)も 「赤字を埋め合わせるのが今も難しい状態。このまま競争原理を導入すれば農業が廃れ、集落自体が廃れる」と強調する。 中国地方は、耕作条件が不利な中山間地域が7割を占める。この5年、岡山を除く4県は100%を超す減反実施率を達成。 昨年に続き今年も農協主体の青刈りも実施し米価維持に努めた。だが、自主流通米の価格は5年間で約20%下落。 市場に流通する米の5割の扱いにとどまる農協に、どこまで価格制御できるか疑問視する声も強い。 「農協と国が協力して減反を達成できた。これを農家や農協でやれというのは国の責任転嫁。 東北などと同じ土俵で農業を論じるのは無理」と広島県農協中央会の黒木義昭専務理事。週内にも担当者を集め、 大綱の内容を協議する。 「行政の力を借りなければ、減反達成は困難。今後も連携する」と島根県農協中央会。月末に県と担当者会議を開き、 年内にも米政策改革対策検討会(仮称)を立ち上げる。岡山県農協中央会も今月中旬に担当者を集め、 来年度の減反実施の協議などをするという。 一方、広島県消費者団体連絡協議会(広島市中区)の岡村信秀事務局長は「米価が下がるなど当面の効果はあるだろうが、 米の生産・流通が不安定になるのでは」と指摘。コープやまぐち(山口市)の高木直哉常務理事も 「米が主食から食品の一つの位置付けになった。農家のコスト圧縮など短期的なメリットもあるが、 長期的には消費者に跳ね返る」と受け止める。 |
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