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※このメールはHTML形式でお届けします。オンラインでご覧いただくことを推奨します。 ※毎週金曜日配信 2002年7月5日 第5号 |
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『日本、円高阻止で苦肉の演出 際立つ焦り』(7月3日(水)) 米経済の先行き不安によるドル安を受けた5月以来の円高局面で、政府・日銀が孤独な戦いを続けている。円売り介入は計7回、額も総額3兆円を超える空前の規模だが、 米欧当局の本音はドル安容認とされ、協調介入には冷ややか。先週末の米欧での委託介入を「協調の証し」(財務省幹部)とする苦肉の演出も、かえって日本の焦りと 孤立を際立たせ、相場反転の道筋は見えないままだ。 6月28日のニューヨーク、ロンドン市場で、ニューヨーク連銀と欧州中央銀行(ECB)が円売り介入を行った。市場関係者の間に「米欧当局が姿勢を変えたのか」 との驚きが一瞬広がったが、実際は日銀の委託を受けた介入。「欧米と協調したように装い、一時的にでも市場にインパクトを与えようとした」(市場筋)奇策だ。 すぐにからくりを見破った市場はドル売り攻勢を強め、日本政府のもくろみはむなしく外れた。塩川正十郎財務相は2日の会見で「世界的な相場の急変なので各国が 委託を受理してくれた」と協調姿勢のアピールに躍起だが、市場関係者は「中央銀行同士の取り決めで委託介入を拒否することはあり得ない」としらける。 秋に中間選挙を控える米国は、産業界から輸出競争力アップを望む声が強く、ドル安は歓迎ムード。欧州も最大の懸案であるインフレ抑止のためにユーロ高ドル安は望ましい。 現状ではともに協調介入に乗り出す状況ではなく、特に米国にとっては米国債急落など資金の海外逃避が起きない限り市場の流れに任せる構えだ。 週明けからはやや小康状態となった円相場だが、「当面、円高の流れが大きく反転する材料は乏しい」(市場関係者)とされる。円高が、輸出企業の平均想定レートと される1ドル=115円程度を超えれば、輸出だけが頼りとされる景気回復シナリオも大きな修正を迫られることは必至で、当局の焦りは一段と強まりそうだ。 |
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