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※このメールはHTML形式でお届けします。オンラインでご覧いただくことを推奨します。 ※毎週金曜日配信 2003年10月3日 第69号 |
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『捕鯨の本格再開に期待 輸入せぬ日本にいら立ちも』(10月1日(水)) クジラ保護を求める国際世論の逆風の中、調査捕鯨を14年ぶりに再開したアイスランド。水産物が輸出の3分の2を占める漁業国として、日本への輸出を視野に本格的な捕鯨再開を期待するが、輸入をためらう日本にいら立ちの声も聞こえる。 首都レイキャビク市街に近いふ頭。沖に出てクジラを眺めるホエールウオッチングの観光船が並ぶ。 ビクニールさん(49)は観光船の経営を始めて4年目。「当初は年間2000人だった乗客がことしは1万5000人まで増え、ようやく開業時の借金の半分を返済した。調査捕鯨への反対から、外国人客が減るのが心配だ」と顔を曇らす。 クジラ観光の10社でつくるホエールウオッチング協会によると、乗船者数は1995年の2200人から2002年には6万2000人へと急増。協会は調査捕鯨が観光産業に悪影響を及ぼすとして反対を表明した。 しかし、世界有数の漁場に位置し、漁業が基幹産業であるアイスランドでは、世論調査で捕鯨賛成が常に7、8割を占める。「鯨が魚をどれだけ食べているかの調査が不可欠」という政府の説明が広く受け入れられている。 アイスランドは国際捕鯨委員会(IWC)の捕鯨禁止措置に反発して92年に脱退したが、捕鯨再開をにらんで2002年に再加盟した。今回の調査捕鯨は8月中旬から9月末までに計38頭のミンククジラを捕獲する計画。長期的には商業捕鯨を再開し、他の魚類と同様に大市場の日本に輸出するのが目標だ。 ただ、ことし6月のIWC総会は鯨類の保存強化委員会設立を決議、捕鯨への包囲網が強まっている。日本は2年前にノルウェーと鯨肉輸入の協議を始めたが、国際社会の反発を懸念し、輸入再開の判断は棚上げしたままだ。アイスランドの水産会社社長は「クジラで譲歩すれば、次はマグロ保護論などへと際限なく拡大し、漁業が立ちゆかなくなる」と、日本に早期の決断を求める。 アイスランドの捕鯨問題の責任者であるステファン・アウスムンドソンIWC代表は「日本が長期的にも鯨肉輸入をしないなら、アイスランドやノルウェーにとって捕鯨の利益は期待できず、今のようには捕鯨を重視しなくなる。そうなれば日本は捕鯨問題で孤立するかもしれない」と述べ、世界の捕鯨陣営の盛衰は日本の決断に大きく左右されるとの見方を示した。 |
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