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※このメールはHTML形式でお届けします。オンラインでご覧いただくことを推奨します。 ※毎週金曜日配信 2002年8月2日 第9号 |
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『株式運用や規模に批判 問われる年金積立金』(7月31日(水)) 将来の年金保険料の負担増を抑えるための公的年金積立金の在り方が問われている。リスクの高い株式での運用などに批判があるためで、厚生労働省は積立金を運用する特殊法人「年金資金運用基金」の見直しを始めた。積立金の規模が必要以上に大きいとの指摘もあり、2004年年金改革の焦点の1つになりそうだ。 02年度の厚生年金と国民年金の積立金は約150兆円で、市場運用分は約35兆円。同基金は市場運用を段階的に拡大、08年度には全額自主運用する世界最大の機関投資家になる。 年金制度の設計は積立金からの年4%の運用収入が前提となっており、運用に失敗すれば保険料や給付に影響する。現行計画では08年度には国内株式の運用が現在より11兆円強増えた18兆円と12%を占めるが、同基金の運用能力を疑問視する声が多い。 このため、政府は昨年末、04年までに同基金の廃止を含め組織を見直すことを閣議決定。厚労省も6月から社会保障審議会運用分科会で運用方針の見直しなどの検討を始めた。 株式運用自体は「年金が日本経済の成長に投資することには問題がない」(大和総研)と支持する意見も多く、厚労省も「高い利回りには一定の株式運用は不可欠」との姿勢。ただ、運用責任の明確化など組織の見直しを求める声は強く、独立行政法人などへの衣替えなどを模索している。 少子高齢化で保険料率の引き上げが避けられない中、保険料率が最も高くなる25年度以降でも最低3―4年分の給付を賄う積立金が必要とする厚労省の計画自体への批判もある。 西沢和彦・日本総合研究所主任研究員は「政府による市場運用は政治的な影響から逃れられず、失敗しても誰も責任が取れない。積立金を取り崩し保険料率の抑制に充てるべきだ」と指摘している。 |
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